親子で過ごす時間にぴったりなアイテムのひとつとして、絵本があります。

0歳の赤ちゃんにとって、まだ文字の意味はわかりませんが、カラフルな絵やシンプルな言葉のリズムが五感を刺激し、豊かな感受性を育むきっかけになります。また、絵本を通して親子の時間を楽しむことで、赤ちゃんの安心感も高まり、親子の絆がさらに深まるでしょう。

今回は、シナぷしゅが好きな赤ちゃんにぴったりな0歳向けの絵本を5冊ご紹介します。シナぷしゅに関連したものや、赤ちゃんの好奇心をくすぐるユニークな内容の絵本を厳選しています。

0歳の赤ちゃん向け絵本選びのポイント

まず、0歳の赤ちゃんに適した絵本を選ぶ際のポイントをまとめました。

0歳の赤ちゃん向けの絵本って、どんな絵本が喜んでもらえるかな?

まず、赤ちゃんの視覚はまだ発達途中だから、カラフルでコントラストがはっきりした絵本が興味を引きやすいにゃ。

絵本を選ぶ時は赤ちゃんファーストで!

赤ちゃんが絵本を楽しむためには、発達段階に合ったデザインや素材を意識することが大切です。視覚的な発達やリズム感、さらに赤ちゃん自身が触っても安全な素材の絵本は、赤ちゃんにとってより魅力的で親しみやすくなります。

  1. シンプルでわかりやすい絵とカラフルな配色
    赤ちゃんの視力はまだ発達途中のため、コントラストがはっきりしていてカラフルな配色が興味を引きやすいです。鮮やかな色使いや、簡単なデザインのイラストが、赤ちゃんの視線を集めやすくなります。

  2. リズムの良い言葉や音
    赤ちゃんは、言葉の意味よりも擬音語やリズムを楽しみます。「ぷしゅぷしゅ」などの擬音語をリズミカルに伝えてあげると喜ぶので、音を意識して作られた絵本は自然に赤ちゃんが笑顔になりやすくなります。

  3. 厚手のページで長持ちするデザイン
    絵本は親がめくって読み聞かせることが多いですが、少し大きくなると赤ちゃん自身でページを持ってめくりたがるようになります。厚手のページの絵本は破れにくく長持ちするので、長く親しめる一冊になるでしょう。

  4. 親しみやすいキャラクター
    赤ちゃんは、人の顔や親しみやすいキャラクターに興味を示しやすいため、シンプルな表情のキャラクターが描かれている絵本は、赤ちゃんが見つめやすく安心感を持ちやすいです。


では、シナぷしゅが好きな赤ちゃんにおすすめの絵本を詳しく見ていきましょう。

はじまりぷしゅとおわりぷしゅ(大泉出版)

はじまりぷしゅとおわりぷしゅは、表から読むと「はじまりぷしゅ」、裏から読むと「おわりぷしゅ」として楽しめる面白構造の絵本です。

テレビ東京系列の赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」のオープニングとエンディングのシーンが絵本として描かれています。番組に登場する子役たちシナぷしゅ探検隊の冒険シーンが、カラフルでかわいらしく描かれており、赤ちゃんにとっても親しみやすい一冊です。

絵本の楽しみどころ
  • 指でなぞり遊び
    絵本には指で線をなぞる仕掛けがあり、赤ちゃんが楽しんで指を動かせるため、親子のふれあいがさらに深まります。
  • ハッキリとした色調
    シナぷしゅ探検隊は青と赤の目立つ服を着ており、赤ちゃんの視線を引きつけやすい配色になっています。はっきりとした色合いは、0歳児でも視認しやすく目を惹きつけてくれます。
  • 思い出に残る成長記録ページ
    絵本の一部には、赤ちゃんの写真を貼って成長記録を残せるページがあり、親にとっても大切な思い出の一冊になります。

ぷしゅぷしゅ へんしんな〜んだ?(大泉出版)

「ぷしゅぷしゅ へんしんな〜んだ?」は、シナぷしゅが様々なものに変身していくストーリーで、赤ちゃんの好奇心を引き出す一冊です。うちの子には特に人気の一冊でした。

絵本には小窓があり、ページをめくるごとに新しい変身シーンが現れるというユニークな演出がされています。赤ちゃんが手を伸ばして小窓を開けたときの驚きや喜びを引き出す仕掛けが満載です。

絵本の楽しみどころ
  • 絵本の特徴
    シナぷしゅが車や猫など、いろいろなキャラクターに姿を変えて登場し、赤ちゃんも変身ごっこを楽しめます。「ぶーぶー」「にゃんにゃん」など赤ちゃんの好きな音を真似しながら親子で読むと、より楽しいコミュニケーションが取れる内容です。
  • 実際に使ってみた感想
    小窓の仕掛けによって、新しい変身シーンが現れるたびにワクワクした表情を見せてくれるのが特徴です。仕掛けを通じて赤ちゃんが次の展開を待ちわびる楽しみを味わえます。
  • おすすめポイント
    赤ちゃんは「次は何が出てくるのかな?」という期待感を持ちながらページをめくることで、視覚と聴覚を一緒に楽しめます。シナぷしゅ好きな赤ちゃんにとって、次々に変身する内容は飽きがこず、集中して楽しんでくれる時間が作りやすい絵本です。

もいもい(東京大学あかちゃんラボ監修)

「もいもい」は赤ちゃんが自ら選んだ絵本として話題になった一冊です。

東京大学あかちゃんラボの研究に基づいて作られた絵本で、独特のキャラクター「もいもい」が登場します。シナぷしゅにも人気のキャラクターとして登場しているので、シナぷしゅが好きな赤ちゃんには特に興味を引くでしょう。

絵本の楽しみどころ
  • 絵本の特徴
    もいもいというキャラクターが、自然と赤ちゃんの興味を引きつけてくれます。赤ちゃんの反応に特化した絵は、大人にとっては不思議な感覚ですが、赤ちゃんには最適なようです。
  • 実際に使ってみた感想
    赤ちゃんが絵本をじっと見つめ、手を伸ばして触れようとする姿がよく見られます。擬音語が沢山印刷してあるので、読み聞かせがしやすい一冊でした。
  • おすすめポイント
    赤ちゃんの不思議な反応を引き出す「もいもい」は、泣いている時にピッタリです。目にとまるデザイなのかギャン泣きしたときでも泣き止んでくれるほど。特にシナぷしゅファンの赤ちゃんにとっては番組との親近感が増します。

モイモイとキーリー(東京大学あかちゃんラボ監修)

「モイモイとキーリー」は、東京大学あかちゃんラボの監修で、赤ちゃんが反応しやすい音や形を基に作られた絵本です。先にご紹介した「もいもい」とは別の「モイモイ」&「キーリー」が登場します。

キャラクターというよりは音を視覚化したような内容になっており、リズムやオノマトペが豊富な内容で、赤ちゃんの興味を自然と引き出します。絵本の質感もザラザラした高級感を感じる一冊になっています。

絵本の楽しみどころ
  • 絵本の特徴
    モイモイとキーリーには、赤ちゃんが声を出したくなるリズムと音が散りばめられています。鮮やかな色彩やユニークな形が赤ちゃんの好奇心を引きつけ、じっと見入る工夫がされています。
  • 実際に使ってみた感想
    絵本を見ている赤ちゃんが、思わず手を伸ばしたり、笑顔を見せたりする場面がよく見られます。沢山の擬音を楽しく言葉にすれば赤ちゃんも自然に反応し、親子のコミュニケーションが深まります。
  • おすすめポイント
    擬音語でやりとりが楽しめるコミュニケーション重視の絵本です。赤ちゃんが「見る」「声を出す」「反応する」といった初めてのリアクションを引き出しやすい絵本になっており、笑顔を引き出し、親子のふれあいを楽しむのにぴったりの一冊です。

うるしー(東京大学あかちゃんラボ監修)

「うるしー」は、赤ちゃんの興味を引くデザインを実験データに基づいて作られた絵本で、東京大学あかちゃんラボが監修しています。クマさんが主役で、帽子の中から色々なものを取り出すお話です。

帽子から何かを取り出すという単調な進行ですが、何がでてくるのかな?という驚きが、赤ちゃんの視線が自然と引きつけるように構成されています。

絵本の楽しみどころ
  • 絵本の特徴
    明るい色合いと動きのあるデザインで、赤ちゃんが興味を持ちやすく工夫されています。赤ちゃんが強く反応する形や柔らかい色を使い、自然と集中しやすい作りです。
  • 実際に使ってみた感想
    擬音語の記入はほとんどないのですが、だからこそどう読んであげようか悩みながらも、一緒に楽しめる一冊でした。自由度が高い分長くたのしめる一冊です。
  • おすすめポイント
    泣きやぐずり時に役立つ心強い一冊。シンプルながらも重厚な内容です。色々な読み聞かせ方法があるので、コミュニケーションを増やすためにもぴったりです。

絵本購入時に役立つポイント

赤ちゃんと楽しめる絵本を選ぶ際に意識すると良いポイントをまとめました。赤ちゃんの成長や興味に合った絵本選びで、より豊かな親子時間を楽しんでください。

絵本って、赤ちゃんにとって大事な成長の一部だよね。どんな絵本を選べば一緒に楽しめるかな?

まずは少しずつ揃えていくといいにゃん。色々試して見るのがいいにゃよ!

赤ちゃんの好みを見極めて絵本を選ぶコツ

  1. 少しずつ揃える
    絵本は少しずつ増やし、成長に合わせた新しい刺激を提供。毎月1冊程度のペースで追加すると、飽きずに楽しめます。

  2. 赤ちゃんの反応を見て選ぶ
    赤ちゃんが好きなテーマが見つかったら、そのシリーズや似たデザインを追加するとより楽しめます。

  3. 定期的に見直し、入れ替える
    月齢に合わせて絵本を見直し。反応が薄かった絵本でも、成長に応じて新たに興味を示すこともあります。

大人も楽しめる絵本の選び方

赤ちゃん向けの絵本でも、大人も楽しめる内容があると親子時間がより充実します。選び方のポイントは次の通りです。

  1. 親子で触れ合いが増える内容を選ぶ
    赤ちゃんが触れる仕掛けや、親子のやりとりを楽しめる内容だと、大人も一緒にワクワクできます。

  2. ストーリー性のある絵本もおすすめ
    単語だけでなく、簡単なストーリーがあると大人も飽きずに読み聞かせができ、絵本の時間が楽しい習慣になりますよ。

絵本を通じて広がる親子のコミュニケーション

今回紹介したシナぷしゅ関連の絵本や、東京大学あかちゃんラボ監修の絵本は、赤ちゃんの目線で好かれる絵本ばかりです。

赤ちゃんが絵本を見ながら笑ったり、声を出したり、キャラクターに手を伸ばして触れようとする姿は、親にとってもかけがえのない時間です。また、赤ちゃんの頃から絵本に親しむことは、のちの言葉の発達や思考力の基礎作りにもつながるとされています。

親子で絵本を読みながら、「シナぷしゅ」や「もいもい」の世界観を一緒に楽しんで、赤ちゃんとのかけがえのないひとときを過ごしてみてください。

\この記事をシェアする/