妻が風邪をひいたとき、もし夫がお粥すら作れないという状況なら、離乳食作りが始まる前に育児の協力体制を見直す必要があるかもしれません。

お粥は離乳食の基礎でもあり、風邪のときにも重宝するシンプルな料理です。それすら作れない夫が、これからの育児でどこまで協力できるか不安を感じるのは当然です。

ここからは、育児において具体的に夫がどのように協力すべきか、そしてその小さな協力が家族全体にどんな影響を与えるのかを詳しく見ていきます。

お粥すら作れない夫?

お粥は、赤ちゃんの離乳食(五分粥)としてだけでなく、風邪をひいたときや体調不良の際にも体に優しい食べ物として役立ちます。大人にとても全粥は消化が良く、体調を崩した時にはまさに頼れる一品です。

お粥すら作れない夫であれば、家庭のサポート体制に不安を抱えることもあるでしょう。

風邪の時に、お粥すら作らずに『何か作って』って言われたら、正直ちょっとキツいよね。

お粥くらいなら、そんなに難しくないのに、やらないのは困るにゃん。

簡単だからこそ、最低限作れると助かるよね。

お粥から見えてくる、夫のサポート力

お粥自体は、サポート力を見極めるための一つの例えに過ぎません。

しかし、もし夫がお粥すら作れないとなれば、妻が体調を崩した時に全くサポートできないのではないか、という懸念が浮かびます。離乳食やお粥すら作れないということは、他の家事や育児のサポートも期待できない可能性が高いということです。

家族が安心して過ごすためには、夫も日常的な家事や育児のスキルをある程度身につけておくことが必要です。何がおきるかわかりません。いざという時に家庭をしっかりと支えられるようにスキルを身につけておきましょう。

家族を支える心が大切

大切なのは、家族を支える気持ちです。料理はただの家事ではなく、自分の子どもの食を世話するという、とても重要な役割です。これを誰かに任せきりにするのではなく、パパも積極的に参加することが大切です。

子どもの成長に関わることは、父親にとってもかけがえのない経験となるでしょう。

また、ママが毎日ご飯を作ってくれるのは当たり前ではありません。ママが体調を崩したときに、夫が代わりに食事を作ることができるかどうかは、家庭の安定にも関わります。家族全体を支えるためには、夫婦が協力して子育てや家事を分担することが欠かせません。

離乳食は母乳と違い、誰であっても参加ができる

母乳はどうしても母親の役割になりがちですが、離乳食は夫も含め、誰でも作ることができます。育児の負担を妻に任せっきりにしてしまうと、夫婦間に不満がたまりやすくなります。

育児中は些細なことで喧嘩が起こりやすくなり、パートナーにむかつく状況が増えてくる危険な時期です。場合によっては離婚危機にも繋がりますので、本当に注意が必要です。

母乳はどうしてもママの役割になっちゃうけど、離乳食なら誰でも作れるよね。

そうだにゃ!今はレシピもネットで簡単に見つかるし、パパもどんどん参加できるにゃ。

離乳食は誰にでも作れるもの

離乳食は特別なスキルがなくても、レシピさえあれば誰でも簡単に作れます。昔はレシピを手に入れること自体がハードルでしたが、今はインターネットで検索すれば簡単に見つかります。つまり、誰でも離乳食作りに参加できる時代になっています。

特に母乳の授乳とは違い、離乳食作りはお父さんも積極的に関与できるチャンスです。これをきっかけに、少しずつ料理の腕を磨いてみるのも面白いのではないでしょうか?料理ができるようになれば、家族が困っているときにバックアップできる体制が整い、家族全体の安心感も増すはずです。

離乳食作りを通じて、家族のサポート体制を強化し、円満な家庭を築くための一歩を踏み出してみてください。

育児参加の第一歩

これまで積極的に育児を行ってきたパパにとっては、シームレスに離乳食作りに入ったため、この記事は不要でしょう。しかし、育児への参加がまだ十分でないパパにとっては、離乳食作りが最初の大きなステップになります。

離乳食作りは、料理が初めてのパパにとっては難しく感じることもあるでしょう。ただ、離乳食自体はシンプルで特別な技術は必要ありません。ここで大切なのは、簡単なんだったらママがやったらいいじゃん?って考えたらダメだと言うことです。

離乳食は毎日繰り返し作る必要があるため、その回数の多さが単純に大変さを生み出します。だからこそ、ママとこの作業を共有することで、ママの負担を減らし心労を軽減することができるのです。

離乳食を作るのはママもはじめて!だからパパも一緒に学べばいい

ママにとっても、離乳食作りは初めての経験です。

普段料理をしているママでも戸惑うことが多いので、パパも一緒に学びながら進めることが大切です。育児は二人で協力するもの。この機会にパパも積極的に参加し、育児の楽しさと責任を一緒に感じていきましょう。

離乳食作りって、最初はママも戸惑うよね。だからパパも一緒に学んだ方がいいんじゃないかな。

一緒にやれば、パパもママも安心だし、赤ちゃんも喜ぶにゃ。

最近はブレンダーとか便利な道具もたくさんあるし、パパも楽しんで離乳食作れると思うよ。

パパも一緒にスタートラインに立とう

離乳食作りは、パパもママと同じスタートラインに立って学ぶ大切な機会です。

二人で一緒に取り組むことで、栄養について考えたり、赤ちゃんが食べられるものやアレルギーのことなど、具体的な知識を共有することができます。つまり、子どもに何を食べさせるべきか、どんな食材に気を付けるべきかを理解しながら進められます。

夫婦で情報を共有することで、育児に対する不安も減り、コミュニケーションが深まります。パパが積極的に参加することで、育児の知識が増え、家庭全体で子どもの成長を支える力が自然と高まっていくでしょう。

学ぶことで安心感が生まれる

離乳食を作る方法や、使う道具、お店で売っている離乳食グッズに、パパはこれまで関心を持ったことがあるでしょうか?

厚生労働省の調査によると、約75%の保護者が離乳食について困ったことがあると報告しています。その中でも作るのが大変・負担と感じている保護者は33.5%、さらに作り方がわからないと回答した保護者は5.3%にのぼります。

夫婦で協力して作ることで、大変さを軽減し、家庭内でのストレスも減らすことができます。

どうしても行動しないという場合は、育児書の導入もおすすめです。

学びの場は身近にも

ちなみに、離乳食の学びの場としては、67.5%の保護者が保健所・市町村保健センターで学んだと回答しています。また、インターネット(27.8%)や育児雑誌(41.3%)を通じて情報を得る人も多く、さまざまなリソースを活用して学ぶことができます。(参考エビデンス:厚生労働省 授乳及び離乳を取り巻く現状について)

実際に自分が参加してみると、「へぇ〜」と感じる新しい発見がたくさん出てきます。離乳食作りを通して学び、経験を積むことで、育児に対する自信も自然と増していくはずです。

積極的に参加し得た知識や経験は、子どもの成長にダイレクトに繋がり、家族全体に安心感をもたらします。パパが積極的に関わることで、ただのサポート役ではなく、家族の中心として大切な役割を果たすことができ、家庭内の一体感もより深まるでしょう。

自分で作れるようになると、もっと赤ちゃんが好きになる

自分で離乳食を作れるようになると、赤ちゃんへの愛情がさらに深まります。

自分の手で準備した食事を、赤ちゃんが美味しそうに食べる姿を見ると、自然と嬉しさが湧いてきますよ。パパが作った離乳食を通して、赤ちゃんとの距離が縮まり、育児に対するやりがいや喜びが増していくでしょう。

赤ちゃんの成長に直接関わるこの時間が、パパにとっても貴重な経験となり、家族の絆が強くなるきっかけになります。毎日の小さな積み重ねが、大きな愛情を育んでいきます。

小さな積み重ねが大きな家庭の幸せに

離乳食を作ったり、赤ちゃんを寝かしつけたりすることは、一見小さなことですが、その積み重ねが大きな結果を生みます。

たとえば、毎晩の寝かしつけをパパが手伝うことで、ママはその間に少しだけでも自分の時間を持てるようになります。そのおかげで、ママの疲れが少しずつ軽減され、翌日の育児に余裕を持って向き合えるようになるのです。

また、パパが赤ちゃんをあやす時間が増えると、赤ちゃんもパパとの時間に安心感を覚え、笑顔が増えることがあります。日常の小さな協力が、家族内での信頼関係を築き、育児に対するパパの自信にもつながっていきます。

お粥の話から広がってきましたが、離乳食作りだけでなく、寝かしつけやあやし方など、できることを増やせば、それだけ家庭は安定していきます。

パパができることが増えることで、ママも心に余裕ができ、家族全体が穏やかに過ごせる時間が増えていくのです。家庭を支えるために、日々の小さな協力がどれほど大切かがわかってくるでしょう。

それでもしない理由は何?家族を守るための一歩を踏み出そう

料理が苦手であったり、時間がないと感じることが理由かもしれません。しかし、家族のために少しでも協力しようとする姿勢が大切です。

育児において完璧を目指す必要はありませんが、一歩を踏み出すことで、家庭内での安心感や信頼が生まれます。たとえ料理が得意でなくても、レシピを見ながら少しずつ練習することで上達します。

時間がない場合でも、できる範囲で手を差し伸べるだけで、家庭全体の雰囲気が大きく変わるでしょう。日々の小さな協力が積み重なり、結果として家庭のサポート力が高まります。

家族を守るためには、夫としても一歩踏み出す覚悟が必要です。最初は難しいと感じるかもしれませんが、その行動が最終的に家庭の安心感や絆を強くする力になるでしょう。


参考エビデンス:
厚生労働省 授乳及び離乳を取り巻く現状について

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