子育てに自信がないと感じるのは、多くのパパやママが共感する最初の悩みだと思います。

私も最初は「本当にちゃんとできるのかな?」「これでいいのだろうか?」と不安でいっぱいでした。でも、そんな不安を抱えるのはごく普通のことです。誰もが最初は手探りで、悩みながら進んでいくもの。そして大切なのは、その過程で自分らしい子育てのスタイルを見つけることです。

今回の記事では、子育てに不安を感じている方に向けて、自己肯定感を高めるヒントや、完璧主義を手放して楽しく育児をする方法をお伝えします。

育児に対する不安の原因。なぜ不安に思うのか?

子育てに対する不安の原因にはさまざまな要素がありますが、ここでは家庭の中で特に影響しやすい原因を4つ挙げてみます。

育児に対する不安って、なんでこんなに感じるんだろうね?いろんな要素があるけど、まずは情報が多すぎるのが原因かも。

他の家庭と比べたり、育児が上手くいかないのを怖がっちゃうのも、不安の大きな原因だにゃん。

そうにゃん。完璧を求めすぎると、プレッシャーで余計に不安が大きくなることもあるにゃ。

うん、だから少しずつでも『失敗しても大丈夫』って自分に言い聞かせながら進めていかないとね。

1.育児に関する情報の過剰摂取

インターネットや育児書には多くの情報が溢れていますが、これらの情報が逆に不安を引き起こす原因になることがあります。あれこれと完璧を求めすぎて「こうしなければならない」という思いに囚われてしまうと、育児は怖い物という認識に陥ってしまいます。

情報は参考にしつつ、自分たちにとって最適なやり方を見つけることが大切です。情報が多すぎることで、本当に何を優先すべきかが見えにくくなることもあります。

例えば、赤ちゃんの成長過程についても、細かなチェックリストに従って進めなければならないという思い込みが、プレッシャーを生み出すことがあります。しかし、赤ちゃんは個々に成長スピードが異なるため、焦らずにその子のペースで見守ることが大切です。

全てを完璧にこなす必要はありません。必要に応じて情報を取捨選択し、無理のない形で育児に取り組むことが、不安を軽減する鍵となります。

2.周囲との比較

SNSや他の家族との交流を通じて、どうしても周りと自分を比較してしまうことがあります。他の親がうまくやっているように見えたり、自分には足りない部分が多いと感じてしまうと、育児に対する不安が増してしまいます。

特にSNSでは、他の家族の成功や、素晴らしい瞬間が強調されることが多く、自分の育児と比べて劣等感を感じやすくなります。当然、日々の苦労や困難はあまり表に出されないため、自分だけがうまくできていないと考えがちになるのです。

他の親のやり方をすべて真似しようとするのではなく、参考にする程度にとどめて、自分たちに合う部分だけを取り入れれば、育児がもっと楽になるでしょう。他の家族がやっていることが自分たちの家族にも合うとは限りません。自分たちにとって何がベストなのかを見極めながら進んでいくことが、不安を軽減する鍵となります。

3.失敗を恐れる気持ち

現代社会では失敗を避ける風潮が強く、育児においても「失敗してはいけない」というプレッシャーが常にのしかかります。しかし、失敗は成長の一部であり、そこから学び改善していくことが何よりも大切です。

赤ちゃんは確かに儚く弱々しい存在ですが、実際は想像以上に生命力に溢れています。多少の失敗では大きな問題になることは少なく、親が失敗を恐れずに挑戦し続けることで、親自身も成長し、その姿を見せることで、子供も失敗しても大丈夫なんだと感じられるようになります。

育児の中で親も多くの失敗を経験しますが、その失敗を子供と一緒に笑い合い、乗り越えることで親子の絆はさらに深まります。失敗を悪いことと捉えるのではなく、学びの機会として受け入れる姿勢が、より良い育児体験を生み出し、家族全員の成長に繋がります。

失敗を通じて自分の成長を理解し、次に繋げることができる力が自己肯定感の源です。親がその姿勢を示すことで、子供も失敗は学びの一部として受け入れ、何度でも挑戦する心を育むことができます。

4.過剰な完璧主義

過剰な完璧主義は、育児に対する不安を増幅させる原因となります。親がすべてを完璧にしようとすると、育児が重荷になり、心の余裕がなくなってしまいます。また、完璧を求める姿勢は子供にも大きなプレッシャーを与え、赤ちゃんにも緊張が伝わっていきます。

大切なのは、失敗を受け入れ、親としての成長を受け止めることです。親がリラックスして子供の成長を見守ることで、自己肯定感が育まれ、親子の絆も深まっていきます。

バカになって育児を楽しむことで自信と安心を得る

親バカという言葉がありますが、これは実はとても良い意味で使える言葉です。育児において、良い意味で親バカになり、育児をより楽しんでみませんか?

結果として、子供との時間が楽しいものとなり、自然と育児に対する自信や安心感が生まれてくるかもしれませんよ。

最初は育児が不安だらけだったけど、最近は少しずつ楽しめるようになってきたんだよ。

にゃるほど。育児を楽しむってどういう感じかにゃ?

親バカって言葉があるけど、あえてバカになって楽しむと、気持ちが軽くなるんだよね。プライドを全部捨てちゃう感じだね。

バカになることで不安が軽減され、育児が楽しくなる理由

バカになるってプライドを捨てる必要があるため、実はすごく難しいことなんです。でも、それさえできれば完璧主義から解放され、不安を軽減し、育児をより楽しいものにするきっかけに繋がります。

周りの目を気にせず、子供と一緒に全力で遊んだり、ふざけ合ったりすることで、親子の関係が深まり、安心感と信頼感が生まれます。親が本気で楽しんでいる姿を見せると、子供も安心して自分を表現できるようになります。そうした瞬間に、親子の間に本当の笑顔が溢れ、不安が軽くなっていきます。

親がバカになって育児を楽しむことで、育児に対するプレッシャーが減り、子供との時間が特別なものになります。結果として、自信のなさや不安が軽減され、育児を前向きに捉える力が生まれてくるのです。

自信は楽しむことから生まれる

育児は大変だと思いがちですが、一度その認識を脇に置いて、子供の笑顔を引き出してみてください。

楽しむことを意識することで、子供との触れ合いがより豊かになります。例えば、一緒に遊びながら新しいことに挑戦したり、子供の笑顔や驚きに共感することで、親自身も成功体験を積み重ねることができます。この経験が育児に対する自信へと繋がるのです。

また、親が笑顔で育児に向き合うことで、子供もその姿勢を自然と学び、自信を持って物事に向き合えるようになります。

失敗を受け入れることで自己肯定感が育つ

自己肯定感とは、どんな自分であっても受け入れることができる力のことです。育児において、この自己肯定感を育てるには、まず親が失敗を受け入れる姿勢を示すことが重要です。

親がバカになっておおらかな心を持つことは、結果的に失敗に寛容になり、自己肯定感が高まる要因になります。ただし、バカになると言っても、必要なのはリカバリー力を高めることです。失敗はOKですが、その後にどうリカバリーするかが重要です。

親が失敗をうまく乗り越え、それを楽しみながら学びに変える姿勢を見せることで、子供も同じように失敗を恐れず、チャレンジ精神を持つことができるのです。

初手から完璧さを追求するのではなく、日々の育児の中で失敗も含めたすべての経験を肯定することで、親子共に豊かな時間を過ごすことができるでしょう。

リカバリー力をつけて、不安を自信に変えよう

育児だけでなく、どんな場面でも失敗後にどう立ち直り、改善して次に活かすかが、自信を育むための鍵になります。つまりリカバリー力をつけることで、失敗を恐れず、育児に対する不安を自信に変えていきましょう!

この前、赤ちゃんのうんちが背中まで漏れちゃってさ、すごいことになってたんだよね。

にゃんと!それは大変そうにゃん。

でも、冷静に考えたら洗えばいいじゃんって思ってさ、そんなに焦らなくなったんだ。

背中まで漏れてたって笑い話になると良いニャンね!

そうそう!失敗を笑い飛ばせば、育児もだいぶ楽しくなるんだ。

リカバリー力を高める具体的な方法

  1. 冷静に振り返る
    失敗したとき、まずは冷静になって何が原因だったのかを振り返りましょう。自分を責めるのではなく、次にどうすれば良いかを前向きに考えることが大切です。冷静な振り返りは、次に同じ失敗を繰り返さないための第一歩となります。

  2. 失敗を共有する
    失敗は一人で抱え込まず、家族やパートナーと共有することが大切です。共有することで新しい視点が得られたり、サポートを受けることができ、リカバリー力を高めることに繋がります。時には他者の意見や経験から、思いもよらない解決策が見つかることもあります。

  3. ポジティブな再挑戦
    失敗後に再挑戦することは、リカバリー力を鍛える良い機会です。子供に対しても「失敗は終わりではなく、成長の一部である」と教えることが重要です。再挑戦の際には、無理をせず、小さな成功体験を積み重ねていくことが大切です。小さな成功が積み重なることで、親子共に自信が育まれます。

  4. 笑い飛ばす
    育児において、失敗はつきものです。ときには失敗を笑い飛ばすことも必要です。子供の前で失敗を笑いに変えることで、子供も失敗を恐れずに受け入れることができるようになります。おおらかな心で育児に向き合うことで、親自身もリラックスし、自然体で取り組むことができます。

リカバリー力をつけることで、育児に対する不安は徐々に薄れ、自信に変わっていきます。完璧を求めず、失敗を成長の機会と捉え、前向きに育児を楽しむことで、親子共に素晴らしい時間を過ごすことができるでしょう。

最初は自信を持たなくても大丈夫

育児に自信がないと感じるのはごく普通のことです。完璧を目指す必要はありません。子育てにおいて大切なのは、子供との関係を深め、一緒に成長することです。そもそも、必要なのは自信よりも愛情なんですよね。

良い意味で親バカになって子供と一緒に笑い合うことで、育児はもっと楽しいものになります。完璧を追い求めることではなく、一瞬一瞬を大切にすることから生まれます。実際、うちなんて失敗の連続ですよ。ニューボンフォトを撮り忘れたり、準備不足でお宮参りやお食い初めもグダグダに。でも、それもそれで良い想い出かなと思ってます。

また、情報に過剰に振り回されることや、周囲との比較を避けることも重要です。育児に関する情報は多すぎて、全てを取り入れようとするとかえって不安が増してしまいます。自分たちにとって必要なものだけを選び取り、無理なく続けられる育児スタイルを見つけることが大切です。

周りの親と比較するのではなく、自分たちのペースで進めることで、育児のプレッシャーが軽減され、よりリラックスした気持ちで取り組むことができるでしょう。

親が失敗を受け入れる姿勢を見せることで、子供の自己肯定感も育まれます。親子の絆を深める鍵にもなります。親子で成長し、共に豊かな育児の時間を過ごしましょう。


この記事を書くにあたり、以下の文献を参考にしました。
参考文献:徳島大学(乳幼児をもつ母親の育児不安と自我状態)

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