お食い初め(おくいぞめ)は、赤ちゃんが生後100日ごろに行う日本の伝統的な祝い事です。赤ちゃんが「一生食べ物に困らないように」との願いを込め、家族が赤ちゃんに食べ物を口に運ぶ「真似」をして、食べ物とのご縁を祝う行事です。この際、家族の年長者が赤ちゃんに食事をさせる役を担うことが一般的です。
お食い初めの準備とメニュー
お食い初めの祝い膳には、以下の「一汁三菜」が基本とされ、縁起の良い料理が用意されます。
ご飯(赤飯)
赤飯の赤い色が縁起の良いものとされ、幸福を祈る意味が込められています。魚の尾頭付き(鯛)
「めでたい」に通じる鯛が用いられ、健康と幸せを願うシンボルです。煮物
季節の野菜を煮て、子どもの成長や健康への願いが込められます。香の物(梅干しなど)
口直しとして提供され、特に梅干しは「しわができるまで長生き」を願う意味も込められています。汁物
ハマグリなど貝を使ったお吸い物が一般的で、貝の「ぴったりと合う」形が良縁を象徴しています。
お食い初めのやり方
お食い初めでは、赤ちゃんに実際に食べさせるのではなく、食べさせる「真似」をして祝いの気持ちを示します。祝い膳をいくつかの順番で赤ちゃんの口元に運び、食べ物との縁を祝います。流れや細かな形式は地域や家庭によって異なる場合がありますが、基本的には「食べさせる真似」をしながら、赤ちゃんの健やかな成長を家族で祝います。
お食い初めは、赤ちゃんの成長を願うと同時に、家族の絆を深める行事としても大切にされています。
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