授乳は、赤ちゃんが成長に必要な栄養や免疫力を得るために、母乳やミルクを飲むことです。

母乳だけで育てる「完全母乳育児(完母)」、ミルクのみの「完全ミルク育児(完ミ)」、そして母乳とミルクを組み合わせた「混合育児(混合)」の3つがあり、それぞれにメリットがあります。家庭環境や母親の体調、赤ちゃんの体重の増え方に合わせて選べる柔軟性が特徴です。

授乳の方法と特徴

完全母乳育児(完母)

完全母乳育児は、母乳のみで赤ちゃんを育てる方法です。

母乳には赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素や免疫成分が豊富に含まれており、免疫力向上にも役立ちます。さらに、母乳は消化吸収が良く、母子のスキンシップを深める機会にもなります。また、産後の体重回復を助ける効果も期待できるほか、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスク軽減に良いとされています。

完全ミルク育児(完ミ)

完全ミルク育児は、母乳を使わずミルクのみで育てる方法です。

ミルクは、授乳を家族で分担しやすいため、母親が体調を整えたり、育児以外の時間を確保したりしやすい特徴があります。また、ミルクは授乳間隔が比較的安定しやすく、外出時にも手軽に準備できるため、育児を家族で協力しながら進めることが可能です。

混合育児(混合)

混合育児は、母乳とミルクを組み合わせる方法で、母乳の栄養と免疫効果を活かしながら、ミルクで補うことで柔軟に育児を進められます。母乳だけでは体重増加がゆるやかな赤ちゃんや、母乳の出が少ない母親にとって、混合育児はバランスの良い選択肢です。母乳とミルクの併用で、母親も無理なく育児を続けやすいのもポイントです。

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