母子手帳は、妊娠から出産、育児期までの母子の健康情報を一貫して記録するための手帳です。
妊娠の届け出を行うと市区町村から交付され、医療機関や保健サービスで参照されることで、母子のケアが途切れないよう支える役割があります。この手帳は日本独自の仕組みとして1947年に導入され、母親や赤ちゃんの健康管理に欠かせないツールとして普及してきました。
母子手帳に記載される主な内容
妊娠中の経過
妊婦健診の記録や妊娠経過、体重や血圧など母体の健康データを記入します。出産記録
出産時の状況や赤ちゃんの出生記録、母体の健康状態が記されます。乳幼児期の発育と健康
赤ちゃんの成長曲線や予防接種の記録、健康診査の情報などが記載され、乳幼児期の健康管理に役立ちます。健康指導や育児アドバイス
栄養、予防接種、母乳育児など、妊娠から育児までの各段階で必要な情報やアドバイスも盛り込まれています。
母子手帳のメリットと活用法
母子手帳は、医療機関や自治体が異なる場合でも一貫して情報を参照でき、引っ越しや転院時にもスムーズな対応が可能です。さらに、妊娠や育児に関する信頼できる情報源としても機能し、家庭で保管することで将来の成長記録としても価値があるアイテムです。
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